「踏み間違え」ているのは『ブレーキ』と『アクセル』ではない?!
コンビニなどに物凄い勢いでつっこんだと思われる事故の映像
テレビのニュースなどでよく見かけますね。
ドライバーに訊くと多くの人が
「『アクセル』と『ブレーキ』を踏み間違えた」
と答えているケースが多い様ですが本当にそうでしょうか?
「普段の運転で、あんな勢い(恐らく、べた踏み数秒!)でブレーキ踏んでたら、すでに何度も車内で事故が起きてる」
と感じずにはいられません。
そう『ドライバー』は今の乗用車にはない幻の
『クラッチ・ペダル』
を
『アクセル・ペダル』
と間違えて
「べた踏み」
しているのです!
幽霊クラッチ・ペダル
自動車の運転は頭ではなく体で覚えているものです。
今はないはずの
『クラッチ・ペダル』
「べた踏み」
することによって、この類の事故が多発しているのではないでしょうか?
事故が若者には少なく高齢者に多いというのも
『マニュアル車』を永く運転していた人
だったからと考えると説明が付きます。
「べた踏み」しないと車は動かない!
マニュアル車で免許を取られた方ならご存じだと思いますが、クラッチ・ペダルの操作は必ず
「べた踏みして、ゆっくり離す」
という動作をギヤを変える度に繰り返します。
この手順(足の動き)を体でマスターしないと、すぐにエンストしてしまい車はびた一文として動きません。
今思えば、随分器用なことをしていたなと思います。
なので『クラッチ・ペダル』は、常に『べた踏み』
しかも、「素早く離す」という操作は「エンスト」に直結するので、あり得ないのです!
この動作を、もし誤って「アクセル・ペダル」でやったら・・・。
『答え』は出ましたね!
リスクを回避する運転術
『マニュアル車』の運転歴が長く年もとってきたので、この様なニュースを聞くたびに他人事とは思えなくなってきました。
そこで「アクセル・べた踏み」事故を回避する運転方法を考案し実践しています。
ポイントは大きく分けると下記3点です。
1.ニュートラル主義
2.ペダル操作は全て右足
3.サイドブレーキ有効活用
詳細みてみましょう!
1.ニュートラル主義
要は「アクセル・べた踏み」しても大丈夫な状態を極力増やせば、いい訳です。
発進時、減速して停止する時などはできるだけ早くニュートラルにする。
これで「ブレーキ(嘘クラッチ)」と勘違いして「アクセル・べた踏み」しても車は加速する心配はありません!
2.ペダル操作は全て右足
オートマ専門の免許では
「左足ブレーキ」
「右足アクセル」
で教えるそうです。でも「マニュアル車」の運転歴が長い方は真似しない方がいいと思います。
なぜなら「べた踏み、ゆっくり離す」
という行動が左足(とりあえず足)にしみついているからです。
もし頭が混乱してて、かつマニュアル車感覚で右足で同じことを実行したら・・・。
もちろんアウトです!
3.サイドブレーキ有効活用
1.の応用編。たとえば坂道発進でも一旦ニュートラルにしてサイドブレーキを引いて
マニュアル車で「坂道発進」の要領で発進することをお勧めします。
たとえばクラッチの感覚を思い出して発進時アクセルをべた踏みしてしまったら・・・。
これも当然アウト!です!
[注意]『好きもの』運転技術には個人差があります。
「対策実施」は、あくまで自己責任でお願いします。