「会社に頼らず、自力で働いて、お金を稼ぐぞ!」
そう決意したのは、2年前、電気メーカ系のエンジニアリング会社を辞めた時のこと。いえいえ、それでは、話が本末転倒ですね。
会社を辞めた本当の理由は、親会社の没落(倒産の危機)、遠方への転勤の強要(働いていた工場が閉鎖されてしまったので・・・)、上司との仕事上での衝突、など、いろいろな「会社でイヤなこと」が重なったからです。
あえていうなら、いわゆる『堪忍袋の緒が切れる』というヤツでしょうかね。でも、当時、サラリーマン生活に戻る気は全然なかったので、結果的に「会社に頼らず、自力で働いて、お金を稼ぐ」ことばかり、しきりに考えていました。
今の時代、Web(インターネット)を使えば、何でも調べられるのと同様にお金(資本金)も『資本』を出さず、かつ、人も雇わず(=一人で)何かweb上だけで商売ができるのではないか?・・・そう考えました。
さっそく、そんな気持ちで、ネットサーフィンすると、「会社を辞めてWebで一億稼いだ」とか「アフェリエイトで月XX万稼ごう」とか出ること出ること・・・。しかし、それらの方々のサイトを読んでもなんとなくしっくりきません。
その時、一つ大切なことに気づきました。それは、そのあらたな手法で『起業』をしたとき、そのお仕事を楽しくできるか?・・・ということでした。 そう、楽しくなければ、何事もつづきません。私がWebで見つけたものの多くは、単にお金を稼ぐことにしか注力していないことに気づきました。
そこで、自分が考えたのは、『大型書店』の存在です。昔から、自己啓発であれ、趣味であれ、何か調べものがあるときは、図書館・・・ではなく、近所の書店によく通いました。
そう「調べものなら図書館」というのが普通の発想ですが、たいていというか、ほとんどの場合、自分が調べたいことは、「今起きていること」だったり、「これから流行ってくる」ものでした。
いつ出版されたのか分からない、ほこりまみれの本ばかりの図書館では、到底情報収集は、ままなりません。
そこで最新の出版物が並んでいる本屋さんがいいという訳です。まず、本を買うというよりも、その調べていることにより近いタイトルの本を探すのです。
その『調べものに近い』タイトルの本が多数あれば、それだけで、「自分の考えていることがぶれていなかった」と確信できます。
そして、そのために、もう一つ大切なことは『大型書店』を選ぶことです。その理由はずばり蔵書の違いです。実際に行ってみれば分かりますが、沢山の本がなければ、お話になりません。
それから出版物は、お金儲けしか考えていない、個人のWebと違い、出版社など沢山の人の手を介しているので、内容はほとんどの場合しっかりしています。
個人が発信するwebは、その人の独断によるものがほとんどです。それに比べ、本の場合はタイトルが似通ったものでも、内容は充実している場合が多いと思われます。実際にななめよみしてみてください。
気合を入れて探せば、「これは使えるかも・・・」という本が何冊も見つかるはずです。