こちらに大きな背中を向けて、しくしくと泣いている「イワナガヒメ」の夢を見た。
そうか『石長(いわなが)ヒメ』の”長”は『石のように長い寿命』であるとともに『長女』の意味もあるのか・・・。
あまり意味のない解釈だが、なんとなく自分で納得してしまった。
『石長(いわなが)ヒメ』は『天孫降臨』で有名な『瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)』の嫁選びででてくる
「醜い女」
です。「さくら」の語源説もある「コノハナノサクヤビメ」に一目ぼれした『瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)』が彼女の父の勧めで姉である『石長(いわなが)ヒメ』も嫁に貰ってくれということになります。
でも『瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)』は『石長(いわなが)ヒメ』を一目見て、そのあまりの醜さに驚いて親元へ送り返してしまう・・・というお話です。
ちなみに、この後、羞恥心ゆえ、イワナガヒメは自殺してしまいます。
怒った父はこう言います。
「石の様に不変で永遠の命の象徴である『石長(いわなが)ヒメ』を帰したので、あなた(神である一族)の命は『さくらの花』のように、儚いものになるでしょう」
う~ん、いいシーンですね。私の夢に出た「イワナガヒメ」の後ろ姿は何を暗示しているのか、ちょっと気には、なりますが・・・。
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[注意]『好きもの』「古事記」解釈には個人差があります。すべての結果は、あくまで自己責任でお願いします。