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派遣社員は得をする?! 派遣で働く人が絶対知っておくべきたった2つのこと

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派遣社員で働く人が、知っておいた方がいいことをかきたいとおもいます。

「作ってきたからわかるんだ!」というキャッチフレーズで有名なマンションの施工で有名な会社が、この『派遣業』に参入した・・・というCMをみて驚きました。

パーソルテクノロジースタッフ(旧 インテリジェンスの派遣)

『全然畑違いの業種から参入してくるなんて・・・。この業界(派遣業)、相当儲かるのねぇ~』

率直な感想。40代後半で会社を辞めてから、フリーランス、さらに平たく言うと『ノーリスク起業』して仕事をしようと決めたものの・・・。

なかなか食っていけるだけ稼げるようにならなかったので、

「その間、アルバイトでもして・・・作戦を立て直すか・・・」

と思い立ったのが、この「『派遣社員』として働く」ことでした。

自分はいわゆる一般ではなく、プログラミングなどコンピュータの技術系の仕事ができそうでした。

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探してみると、時給相場は案外高く、スタートでも、だいたい2500円前後であることがわかりました。

ざっくり、これなら食べていけるとわかり、今は、あくまで『高額アルバイト』という位置づけで、いくつかの派遣会社に登録しました。

そこで紹介されたお仕事が気に入ればやる・・・といったことを現在は繰り返しています。

そうした中、ふと、こうやってお仕事をしていくうち、この業界特有の裏ワザ的な常識がいくつかあることに気づきました。

その大きな内容の一つは、やり方によって『同じ時間、同じ場所、同じ内容』で働くにしても、収入に差が出てくる・・・ということです。

つまり、このように、もし、皆さんがこの『派遣社員』の制度の元、お仕事をなされるのであれば、是非知っておいた方がいいと思われることがたくさんあります。

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この機会に、そんな中の、ごく一部ですが、ご紹介いたします。

1.派遣サイトで紹介されている案件はとれない

派遣サイトで紹介されている案件は、基本とれません。

その理由は、『派遣元会社が派遣社員を自社に『派遣登録』させるためのえさ』だからです。

セントメディア(派遣)

ざっくり、この業界の基本的なシステムを紹介すると、

本人が、派遣サイトを通じて掲載されている案件に申し込む

→その案件担当の派遣会社から自社への派遣登録依頼

(電話でアポをとり、本人が履歴書と業務経歴書を持参して派遣会社に出向き、派遣登録)
→数日後、申し込みの案件の可否回答
(ここで、必ずNG(派遣会社の作戦なので・・・)。

で他の案件を探しましょうか?という話になる)
→後日、依頼者の希望に沿ったその他案件を紹介

という流れが一般的です。

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つまり派遣会社としては、はまず、自社に労働条件その他もろもろ登録してもらい、そこからお仕事紹介に入るといった形です。

彼らにとっては、自社に『派遣登録』させたことがスタート地点な訳です。

派遣登録をした時に「お申し込みされた案件は、数日後に可否回答いたします」

と言われるのですが、これはほんとはダミーです。ちなみに私は10回ぐらい断られました。

イコールその時取りたかった案件と同じ数、派遣登録しています(というか派遣登録されて?しまいました)。

2.そのお仕事、ほんとに残業代は付きますか?労働条件をチェックしよう!

実はこれは、かなり重要なポイントです。

『同じ労働量で収入が変わってきてしまう』

という一例です。私が2番目に働いた場所の労働契約は、こうなっていました。

月給 XX万円、時間外2330円、基準時間140-180H

一見、残業代はつくようですが、この基準時間を超えると残業として認められるという制度です。

でもひと月の労働日数は、週休二日制だと土日、祝日を除くと20日前後、つまりひと月160H位働くことになります。

なので、この契約だと毎月20H残業すると、その月の残業代は収入に反映されず『ただ働き』になってしまいます。

パーソルテクノロジースタッフ(旧 インテリジェンスの派遣)

現に私の場合は月15-20H残業を派遣先からやるように言われていたため、

『話が違う(契約時、残業はほとんどない、あるいは、やらなくてよいといわれていた)』

と派遣会社に文句を言い続けていました。

『改善できないなら、ここは辞めて、他の派遣会社で別の仕事を探してもらう』

と提案したところ、やっと10か月目から月給制の廃止と、時給制(\2700)+25%増しの残業代(2700+2700*0.25=3375)に雇用契約を変更してもらいました。

単純に計算してみても20H*\3375=\67500/月です。実質残業代がつかなかったのは10か月なので、

全く同じ労働時間でその10倍、675000円も損したことになります。

まとめると、雇用契約が『月給制、基準時間制』だったら要注意・・・ということです。

同じように派遣社員で働く同僚に聞いたところ、この『月給制、基準時間制』は『派遣会社』によって導入しているところがあるらしいということなので、契約の前に必ずチェックしておきましょう。

ちなみに、先日、次のお仕事をさがすべく、会社訪問に行ったところは、基準時間140-190Hでした。つまり、最大月30Hは『ただ働き』になってしまいます。私見ですが、プログラミングなどコンピュータ関連のこの業界で「残業は0です」と言い切るところは、ないのではと思われます。そういったことからも、私のこの理論、間違っていないと思っています。

現にこの会社、残業は月30H位と言ってました(!?)ということは・・・。皆さんのご想像のとおりです。この場で『完全時給制にしてほしい』とは言いにくいですし(これも派遣会社の作戦の一つかと思われる)、お断りしました。ちなみに、ここを紹介してくれたのは、前回もめた某派遣業者でした。

冒頭で『この業界(派遣業)、儲かる』の話をしましたが、それは私たちフリーランスにとってそれは、『買い手市場』である訳です。派遣会社もそのとおり乱立しているので、私がお願いしたようなサービスの悪い会社は、長くやっている老舗であれ、そのうち淘汰されてゆくでしょう。

『派遣社員なんて、どうせアルバイトだから』と安易に考えず、めげずに、いくつもの会社に『派遣登録』しておいて、雇用条件をきちっと比較検討して(派遣会社から案件を勧められたとき、『今検討中の案件はいくつかありますが、それでもいいですか?』などと断りを入れておくといいかもしれませんね・・・)から就業されることをお勧めします。



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