0500『好きもの』本紹介

『芥川龍之介』は何故死んだのか?『好きもの』的解釈とは?

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「ただぼんやりとした不安」

という言葉を残して自殺した『芥川龍之介』

その挙動の根源には作品

「杜子春」

執筆時すでに影響があるのではないか?・・・と考えるようになったのは最近の話です。

この作品、読み返す度、涙が止まらなくなります。さすがは『名作』です!

蜘蛛の糸/杜子春改版 (新潮文庫) [ 芥川龍之介 ]

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感想(32件)

物語の主題は、たとえるなら企業であれ個人であれ

「お金(金品)を持っている(稼いでいる)と人は集まってくる」

という人の世(経済)の理論。

「でも、その人(企業)がお金と縁が切れたら人(企業)はすぐに離れていく」

というお話。

最後は「仙人になりたい!」という『杜子春』ですが、

「両親への想い」からそれが叶わず・・・でも本当の意味での幸せを見つけ出すことができたという、実は実は!

「本当の意味」でのサクセスストーリーです。

この物語に

「人類では、ありえんな」

と失望の末、判断した『芥川龍之介』は、

「ただぼんやりとした不安」

を大きくしていく『きっかけ』の一つに、なったのではないでしょうか?

ざっくりとした人生観ですが

「人の世は住みにくい」

と嘆くのではなく、全て世の中のウラは見透かすことができてしてしまったとしても

それを楽しむ位の余裕があることが望ましい・・・のかなと。

 

[注意]『好きもの』「小説家」解釈には個人差があります。すべての結果は、あくまで自己責任でお願いします。

 

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