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[植物]スーパーで買ったスイカ、その種、蒔いてみた!(芽出し編)

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枝豆の栽培(とれたて枝豆を一年中楽しもう!シリーズ)を続けているうち、ふと疑問を持ちました。

「スーパーで買ったスイカ、食べた後に残った種で栽培できるのでは?」

そんなことを考えるきっかけになったのは、栽培用のスイカの種。園芸店で見る限り、栽培用のスイカの種は、種類も少なくかつ、結構割高な傾向があるのです。確か500円以上したのに、10粒しか入っていなかった・・・。

「食用のスイカには、あんなに沢山、種、入ってるのに・・・。だったら、スーパーで買って、美味しくスイカをいただいて、その種から育てた方が好いのでは?」

『枝豆』の場合は、当然食用のものは若い種なので、食用のものを買ってきて、蒔いたところで、まず発芽することはないでしょう。でも、『スイカ』は、「庭に捨てた種から芽がでてきた」なんて話を昔、小さいころ、どっかで聞いたような・・・。

だったら、お金も掛からないし、美味しい『スイカ』が出回ってきた、この機会に挑戦してみようと思った次第です。

この発想にたどり着くすこしまえのお話。

昨年かそれ以前に買った栽培用のスイカの種が2粒ほど残っていたので、例の『ロックウールブロック』を半分に切って、小箱に入れ、蓋をして蒔きました。さすがは園芸用、一週間経たないうちに発芽したので、水耕栽培に移行しました。

ちなみにこれ(↓)が『ロックウールブロック』です。

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感想(2件)

しかし、この年(ことし)は異様に気温が高く、気候的に熱すぎるのか、それとも、鉢上げの移行が早すぎた(養分を与えるのが早すぎ?)のか、大きく成長することなく、双葉のまま枯れてしまいました。

高い種があっけなく絶滅して、悲しみに浸るうち、「スーパーで買ったスイカ、食べた後に残った種で栽培」作戦を思いついたわけです。

前回と同様の方法で、芽だしに挑戦したのですが、なぜか今度は一週間経っても、芽が出ません。「まぁ、これが当然に結果だよな・・・」と思いました。

たとえば栽培用の種は「チウラム処理済み」とか種袋に書いてあるので、コレをやらないと発芽しにくいのかだろうという推測です。種は完熟しているであろう、真っ黒いものだけを蒔いたので、種が未熟というオチはないと思うのだけど・・・。

そこで、奥の手。枝豆などの発芽しにくい種は、きゅうりの種を一緒に蒔くと発芽率が高まるそうです。『家庭菜園の裏ワザ本』にかいてありました。

これは結構古くから知られていて、きゅうりが発芽するときに発芽促進物質を出すためといわれています。発芽で苦労した枝豆で、この作戦は成功していたので、これをスイカにも応用してみました。

すると、何ということでしょう!一週間動きのなかった『スイカの種』から芽がでてきたではないですか・・・!?

たった一粒のきゅうりの種を追加しただけ、わずか2日後の状態です(TOPの写真)。十粒ほど蒔いた種の、ほとんどすべてのスイカの種が発芽しました。恐るべし、『きゅうり』の発芽促進物質パワー!。

まずは、被子植物の最初にして最大の難関『芽出し』に成功しました!

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