まずは基本、予防法から
ベランダ菜園、水耕栽培といえど『アブラムシ』は結構頻繁に発生します。
当方、マンションの高所に在住ですが、それ以外にも、鳥、蝶など色々なものが飛んできて、植物に害を与えます。
その中でも最も厄介なのが、この『アブラムシ』です。
いちばん、基礎的で、よく言われるのが植物同士を密集させず(葉が触れ合わない、重ならないよう)「風通しをよくする」ことです。
植え替えできない畑では、これを見越して株間をきめます。
しかし猫の額ほどしか土地のない『ベランダ菜園』では頭の痛い話ですね。
とくに夏場『梅雨時』に重なった葉や風通しの悪い分部を中心にカビ、ダニ類と一緒に、この『アブラムシ』が発生しやすくなります。
ちなみに私は過去、けっこうコレやらかして、この時期『アブラムシ』の大発生を招いてしまいました。
この時いかに『通気性』が大切かを実感した出来事でした。
しかし、秋・冬の場合は「風があまり吹かない暖かい日」が2,3日続いたりします。
『植物の生長、著しい!』と大いに喜んでいると『アブラムシ』達も実は同じ気持ちであるようです。
密かに飛来し白菜や大根の新芽がでてくるセンターに陣取ります。
つまり『風のない秋冬の穏やかな日』が来ると、いくら「風通しをよく」しても、全然ダメらしいです。
秋冬の場合ガンガン風が吹かないとダメだという結論になります。
(ということはベランダ・ガーディナーの具体的な対策としては
『扇風機』などで常に風を送る・・・という作戦も有効かもしれませんね。)
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※【スマート・ベランダ菜園】とは?
『ロックウールブロック』を土の代わりに利用した『(ベランダ)菜園』のこと。
別名『固形培地栽培』とも言われ「ロックウールブロック」を使ったヨーロッパでは古くからある栽培方法です。
『ロックウールブロック』は、植物の芽出しに利用されるため、無菌で非常に清潔。
なので「植物に肥料を与える」という土の機能を代用をさせるため、液肥を併用・・・つまり『水耕栽培』を併用する形になります。
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重たい土は一切使わず、清潔かつリサイクル可能な『ロックウールブロック』を使うことによって、大量の『野菜』を仕込んでも
『ロックウールブロック』自体は発砲スチロールのように軽量なので、らくらく栽培できます。まさに文字通り
『スマートなベランダ菜園』
を実現できます。
実体験上、「作るものが制約」される「フツー」の『水耕栽培』と違い、ほとんど全ての野菜作りが可能になることも確認できたため、こう命名しました。
実は、それ以外にも沢山のメリットがあります。なので、ぴったりな名前だと思います。
きらきら作戦、失敗?
それから別の対策として『アブラムシ』はアルミホイルなどの『光物』を嫌うと言われているので、ベランダに張り巡らせる手もあります。
私も実践していますが結局、今年も防除できず大量発生してしまいました。
防除としての効果は、あまりないようです。
駆除方法
でも『アブラムシ』ついてしまったら駆除するしかありません。
一般的な駆除方法は他Websiteで色々紹介されていますので割愛します。
(残念ながら、どれも大した効果はないようですが・・・)
たとえば、逆にいえば正直なところ農薬系の強力な薬剤、殺虫剤などなら絶大な効果はあるようです。
しかし!ここで『農薬』は、もちろん不使用『安心・安全・かつ簡単』でこそ『スマート菜園』だと言えます。
なのでその方針を断固、貫き通します。
そこで(【スマート水耕栽培】に限定されてしまうのですが・・・)
効果抜群な『画期的な駆除方法』を開発しましたので、お伝えします!
その名は『集中治療室』!
『やること』は単純明快です!
ただ『鉢ごとどっぷりと完全水没』させるだけ。
その様子が『ICU(集中治療室)』に似ていたので、こう命名してみました!
最初はなかなか発見しにくい青虫系での利用を考えていました。
(つまり窒息死させる)
でも植物自体が耐えられず枯れてしまうのでは?との不安から、恐る恐るの実験でした。
しかし段々時間を延ばしてゆき・・・。
結果、何時間でも、一昼夜でも全く問題ないことを発見しました!
しかも、長時間実施することで『アブラムシ』にも絶大な効果
(100%といってよいと思う。『アブラムシ』は一匹も全く見られなくなった)
があることも実証できました!
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『わーれは、うーみの子、しーら波の~』
そんな歌がアタマをよぎりました。そう植物は
「海から出てきた!」
のです!『水漬け』位で、そうたやすく枯れたりしないのです!
『集中治療』ポイント
・全体を完全に水没させる
ちょっとでも葉が水面に出ているとダメなようです。
なので、かなりの深さの器が必要です。ちなみに私は69リットル深さ49.5cmのストックboxを愛用しています。
それでも『だいこんタワー』などは立てると水没しきれないので「寝かせて」入れます。
↓『だいこんタワー』とは?
「
」
ただ入水しただけでは、ふわふわと浮いてきてしまうので、陶器等を上に乗せ重しに使います。
・水没時間は数時間
青虫系でも水中で10分程度は耐えられるようです。ささっとつけてあげてしまうと痛い目にあいます。
ちなみに『アブラムシ』で正確な記録はありませんが1時間程度の『水没』でも完全撲滅できなかったという苦い経験があります。
なので数時間の『集中治療』をお勧めします!
もちろん、土耕のプランターでは土が流出するなどで、この『秘策』の実施は無理だと思います。
まして畑の作物では実行イメージすら沸きませんが・・・。
そんな人にも朗報!
ちなみに私がこの『集中治療室』療法を思いつく前に実施していた作戦は
『両面テープ+割りばし』という作戦です。
これなら『地植え派』『プランター派』でもできます!
なすび栽培で大量に『アブラムシ』が発生し頭を悩ませていました。
コノ方法だと地道ではありますが、着実に効果は出ます!
『集中治療』で『活性化』?!
それどころか野菜自体が、この『集中治療』で『活性化』することも結構目の当たりにしました!
『集中治療室』と命名したのは、そういった現象にもあります。
具体的には葉に勢いのなくなった『だいこんタワー』が夜間、この『集中治療』を行い、朝、取り出したら、
めちゃめちゃ元気になっていた・・・
ということが何回かありました。
逆に『集中治療室』に入って「元気がなくなった、枯れてしまった」という事例は一件もありません!
・『集中治療』は朝ではなく日が傾いて、あるいは沈んでから始めよう!
天気のいい日は植物の生長が早いので、たとえ一日でも、非常に、もったいないという発想です。
たとえば『大根』。朝と夕方で太さが一回り大きくなっていたりします!
でも『アブラムシ』も発生から増殖までは非常に早いです。
なので私もコレは実践できていません。たとえば先日も、やむなく朝から『集中治療室』へ行かせてしまいました!
そうですよね。それこそ『アブラムシ』は『死活問題』なのですから・・・。
みなさんも『集中治療室』を使う場合は、自己責任でお願いします!
参考サイト・リンク集
LOVEGREEN [ アブラムシの発生原因と生態とは? 手軽に試してみたい9つの駆除方法 ]
https://lovegreen.net/pest/p22444/
農薬を使わない5つの方法と薬剤を使った4つの方法を紹介しています
DCM株式会社 コラム [ アブラムシ退治!有効な対策はあるのか ]
https://www.dcm-hc.co.jp/kurashimade/c_useful/20200608113957.html
薬剤の使い方だけでなく『アルミホイル』や『黄色いもの』作戦なども紹介しています
HORTI by Green Snap [ 無農薬でアブラムシ退治!駆除や予防の対策まとめ ]
https://horti.jp/16333
テントウムシを飼う、アリを駆除する等7つの駆除方法と7つの予防方法を紹介しています