ー『ジョブ型』雇用ー
最近よく耳にする言葉ですよね。
「それって儲かるの?」
そんな発想から「ジョブ型雇用について」調べてみました!
この『ジョブ型』雇用とは「欧米」などではメジャーな働き方です。
ざっくり言うと
「会社が人に仕事を割り当てる」
のではなく
「仕事に対して雇用が発生する」
雇用関係のことを指しています。
たとえば、その典型(というか発展型)であるグーグルを例にとってみましょう!
まず『グーグル』で働きたい人(達)が、新しい「企画」を持ち寄って
「これを私(達)にやらせてほしい」
ともちかけ就業します。
それに対し『グーグル』が「よし!やってみろ!」という話になれば即採用、就業できます。
しかし、そのプロジェクトが終われば、その人(達)は不要なので即解散(=解用)というプロセスを繰り返します。
つまり『グーグル』は同じ人が何度も入社(就職)と退職を繰り返すという日本人にとっては魔訶不思議なシステムであることが分かります。
ちょっと極端な例ですが、この様に『ジョブ(業務)単位で雇用』することを
『ジョブ型』雇用
と呼びます。そして最近、この働き方は日本でも注目されています。
その大きな理由の一つはビジネスで大成功を納めているGAFAの『G』グーグルなどで積極的に導入されている『働き方』だからです。
そんなGAFAとは対照的で、いわゆる
『日本型雇用』
を死守する日本の大手企業が大幅に没落しているのは皆さん、よくご存じのことと思います。
つまり視点を変えると、この『ジョブ型』雇用を最大限に活用することによって経営側も雇用される側も、こんなに儲けることができる訳です。
そんな『ジョブ型』雇用は
「知っておけば得する」
情報も数多くあるかもしれません。
早速みていきましょう!
1.仕事を自由に選べる
リスク:能力がないと仕事がない
2.複数の仕事を同時に選べる
リスク:スケジュール管理が必要
3.自力でスキル/収入アップが可能
リスク:収入が全く安定しない
4.副業としてスタート可能
リスク:大きな仕事は受けられない
詳細みてみましょう!
1.仕事を自由に選べる
(リスク:能力がないと仕事が取れない)
『ジョブ型』の対義語に相当する『日本型雇用』。
その一番大きな違いは何と言っても、これでしょう!
まず、この『日本型雇用』について、おさらいをしてみましょう。このシステムは下記3つの要素から成り立っています。
-2.終身雇用
-3.年功序列
まず企業は『新卒者』つまり学校を出たばかりの人を採用します。
そして、「その人」を長い時間を掛け自分の会社の『好みの色』へと自由に染めて行く訳です。
その為に「その人」を会社のファミリーとし迎え入れ『終身』までの雇用を約束します。
さらに、その特典として能力の如何を問わず勤めた年数で評価する(年功序列)
・・・という形の雇用形態です。
「一生面倒みてやるんだから仕事の内容や勤務地など文句は言うな!」
という発想です。
つまり自分の「会社人としての人生」は自分で選ぶ訳ではなく上司や管理部の評価で決まります。よく
「会社は選べても上司は選べない」
と言われますが本当は
「会社は選べても仕事(内容)も勤務地も選べない」
といったところでしょうか。
何故、日本の企業は「リモートワーク」が進まないのか?その理由も見えてきますね。
でも「新卒者」を一括採用してしまうので学生の様に全く何の業務経験のない人でも大手企業に入れるという大きな、いや最大の特徴があります。
その点『ジョブ型』では
「仕事の内容、条件(勤務地や業務範囲とその値段など)を全て決めてから」
仕事に入るため結果として
仕事を自由に選べる
という利点があります。
2.複数の仕事を同時に選べる
(リスク:スケジュール管理の必要がある)
ダブルワークなどを考えている人にとって『ジョブ型』雇用は非常に有効です。
いわゆる『日本型雇用』の会社で働く人は一か月の業務時間をフルに使う「月給制」なので事実上サブの仕事を持つことは不可能です。
3.自力でスキル/収入アップが可能
(リスク:収入が全く安定しない)
当然スキルアップすれば、より高い収入が得られるのが『ジョブ型』雇用です。
つまり自分のスキル次第で、いくらでも稼げる「夢のある」業務形態です。
反面、自身が営業活動を行って「仕事を取って」来ない限り一円も収入は得られません。
それに、せっかく取れた契約も期限が切れれば、また新たに取り直す必要もあります。
4.副業としてスタート可能
(リスク:最初から大きな仕事は受けられない)
たとえば、すでに『日本型雇用』で働いている人の場合この『ジョブ型』のお仕事を「副業」として始めることは可能です。
『日本型雇用』の企業でも「早期退職」など「終身雇用」が崩れる企業が増えています。
そういった会社では(不要な人材は、とっとと転職してほしいという旨で)しぶしぶ「副業」を認めるところも増えているようです。
とはいえフルタイムで社員を束縛しているので、あくまで「副業」は「ポーズだけ」というところでしょうか?
あまり現実的ではないようです。
リソースが、「副業」にはほとんど、避けないといった理由から、この4はあまり現実的ではなく『日本型雇用』の企業で働いている限り『ジョブ型』雇用にスイッチすることは容易でないことを物語っていると思われます。