正規社員はテレワークしてるのに「『派遣社員』は出社」
コロナ禍になってから、よくそういった声を耳にします。
何故でしょうか?それは単刀直入に言うと
「会社が本気でテレワークを推進する気がないから」
です。ご存じの通り東京都は『コロナ対策』として企業に
「出勤者数の7割削減」
にしてほしいという数値目標に掲げています。
単に企業はこの数値目標を達成したいだけなのです。
つまり正社員でない『派遣社員』はカウント外となるので在宅勤務『テレワーク』は、させず出社させるという訳です。
ちょっと悲しいお話ですね。
でも実はこの『テレワーク』、もっと恐ろしい話があります。
「同一労働同一賃金法」が今年4月から中小企業へも施行されるのはご存じですか?
(ちなみに日本の企業は97%が「中小企業」だそうです。
ここがポイントです!)
すると企業は
「『派遣社員』のみ出社」
させることが、この法律に抵触するのではないかと懸念を示します。
そこで、この法律が施行される4月までになんとか
「派遣切り」
してしまおうーという会社も出てくる訳です。
非正規労働者を守るための法律が逆に
「派遣切り」
という形で彼、彼女らの社員生命を絶つ原因になってしまう
・・・なんとも皮肉な話です。
やっぱりこの法律は
「悪法」
だとしか言いようがありません。
この問題の解決案は残念ながら今は思い浮かびません。
とにかく、そういう酷いことをする企業があるのだということだけは念頭に置いておいてください。
そしてそれが利益だけを追求する、いわゆる
『ブラック企業』
であること覚えておいてください。
いつか鉄鎚は下されるでしょう。
[注意]「仕事の価値観」には個人差があります。『好きもの』アイディア、ご活用は、あくまで自己責任でお願いします。