あなたはこれからも『正社員』でいくべきか『派遣社員』になるべきか?
当サイトの一番のウリは「派遣社員のお悩み解決」です。
そんな経緯から「会社辞めたい」という人には「転職」ではなく、ひとまず『派遣社員(厳密にはIT派遣)』をお勧めしています。
でも最近「そもそも『派遣』という働き方自体、馴染む人と馴染まない人がいるのではないか?」と、ふと感じるようになりました。
そこで今回はまず『性格』や『仕事の価値観』などから、その人が『派遣』のお仕事に向くか向かないか
『タイプ別に考察』
してみました。
※見出し文の次の行()内は反対に『派遣社員』に向かない(=正社員の方がいい)タイプです。
ではでは『正社員』『派遣社員』どちらか向いてる? ジャッジしてみよう!
1.仕事は実作業のみ、やりたい
(雑務や管理業務が好き!)
2.出世に興味がない
(出世欲が強い)
3.会社の人間関係が面倒
(下の人間をこき使うのが好き)
4.同じ会社で永く働きたくない
(一生この会社で働きたい)
5.収入は安定より金額
(収入は金額より安定)
6.コマ使い的な仕事が好き
(重要な仕事をやりたい)
7.通勤に時間を割きたくない
(通勤時間や転勤はあまり気にならない)
以下詳細を具体的に見ていきましょう!
1.仕事は実作業のみ、やりたい
(雑務や管理業務が好き!)
『派遣』での仕事は労働契約書で契約した以外の事は、ほとんどやりません。
これは『派遣業務』とは『派遣先企業』の『上司からの指示』で仕事をするという形態であるためです。
具体的には社内教育、エンジニアだと特許提案や技術報告書の作成なども任されることはありません。
また自己啓発として業務と直接関係ない事をすると、むしろ怒られます。
また部下も基本いませんから、他人の管理を任されることは、まずありません。
私もこの『派遣』のお仕事を始めて、このことに気づきました。
会社員時代、忙しい時に「教育受けろ」とか「特許提案ノルマだから書け」とか言われて何度もイラっとしたことを思い出しました。
すくなくとも私はこの件に関しては『正社員』より『派遣社員』の方が向いているなと感じました。
皆さんはいかがでしょうか?
2.出世に興味がない
(出世欲が強い)
『派遣社員』はいわゆる『派遣先企業』での『期間労働者』です。
なので『派遣先』企業の中で『出世』することは、まず、ありません。それに雇用側も社員は育成に力を注ぎますが『派遣社員』は使い捨てなので当然
「問題起こさなければいい」
程度に考えていると思います。
「それじゃ、びた一文、給料上がらず、一生、安働きか?」
その考え方、必ずしも的を得ている答えとは言えません。とにかく派遣のお仕事は自分が
「社内で偉くなって威張り散らしたい」
という人に向かないことだけは確かです。
いましたね~。↑某T社に、こんな人沢山・・・。まぁ、だから、こんなに、なったんだということは、皆さんの、ご想像のとおりです!
3.人間関係が面倒
(下の人間をこき使うのが好き)
『派遣』でのお仕事は「期間労働者」なので良くも悪くも、一緒にお仕事をする『派遣先』の人々と永い付き合いになるということは稀です。
『派遣』という働き方では、これが大きなポイントとなります。
つまり、早く出世して
「部下にばりばり指示を出したい」
タイプの仕事をしたい人には不向きでしょう。逆に
「上司の指示待ち」
が好きな(皮肉にも典型的サラリーマンタイプ?)の方なら派遣で働いてもストレスなく仕事ができると思います。
とりあえず『派遣』で働いているのであれば、この大嫌いな上司の指示に従うのは
「期間限定付き」
という条件を付けられます。便利でしょ?つまり、この『派遣先』でのお仕事をいつまで続けるのかは『派遣先企業』だけでなく、あなたもその権利を持っているのです!)
4.同じ会社で永く働きたくない
(一生この会社で働きたい)
仕事の内容は安定していて普遍的な方がいいという方は『派遣』のお仕事には、あまり向いていないかもしれません。
たとえば会社から、あてがわれた同じ仕事を長期に渡って実施。そして積み重ねていけばキャリアになる・・・そう考えている方はこれに該当します。
ちなみに、また私事なのですが、私はサラリーマン時代25年以上も同じ業務に携わっていましたが評価は
「チャレンジ精神がない」
といった理由なのか?散々なものでした
(いわゆる『万年平社員』というヤツです)
逆の言い方をすると『派遣社員』でのお仕事は「安定度が低い」とも言えます。
5.収入は安定より金額
(収入は金額より安定)
年収1000万以上を達成したいと思うと、だいたい大企業でも部長クラス(部下100人位とか)以上だと言われています。
つまり出世競争に敗れてしまった人にも
「収入を着実に増やしてゆきたい」
という人には『派遣』という働き方はお勧めです。
このサイトの他のページで幾つも私の実例として、ご紹介している通り
『たいしたスキルが無くても(万年平社員が)時間を掛けず(2-3年で)に楽々年収600万円台に到達できる』
のがこの
「(IT)派遣」
なのです。
平たく言うと「会社に居て収入を増やす方法は『出世』しかないが外(派遣として仕事をとってくる立場)にいれば、収入を増やす方法は幾らでもある」
というお話です。
6.コマ使い的な仕事が好き
(重要な仕事をやりたい)
バリバリ、IT系のフリーランスの人達の間では別名「ITどかた」とも言われるこの派遣の仕事、やはり『どかた』である以上ほとんどのケースで雑用に近い仕事が多いようです。
私がやってきた仕事だと「製品の検査仕様書(会社によってはテストシートと言ったりもする)の作成」とかが多かったです。
でも逆のとらえ方だと、製品のプログラムをつくれ!とか、バリバリな仕事ではないので、(別の所でも述べましたが)結構
『なんちゃってIT技術者』
レベルで結構通用します。
(↓とか使って『ITパスポート』
(一番易しいITの国家試験)位とっとけば
十分でしょう!)
7.通勤に時間を割きたくない
(通勤時間や転勤はあまり気にならない)
就職の時に会社を選ぶ条件の一つとして
「勤務地」
があると思います。でも普通の会社は転勤があることも無言の条件となっている場合が多いようです。
でも『派遣』の場合は労働契約書に
1.賃金(時給or月給)
2.勤務期間
3.業務内容
4.勤務地
が明記されています。これは法律で決まっていることなので、たとえば勤務地が変わるなら
「契約違反」
になる可能性もあり異議を唱えることもできます。
たとえば、自分の例だと『派遣先企業』の勤務地が、一つ先の駅に変更になるかも知れないと言われ、時給を50円上げてもらいました。
結局『勤務地』は変更にならなかった・・・のにです。
でもこれも『派遣先企業』が『派遣切り』のテクニックとして使われてしまうという欠点もはらんでいます。
とはいえ『勤務地』が自由に選べるというのは
「満員電車での通勤がイヤ」
という人には大きな利点になると思います。
まとめ
いかがですか?労働者の仕事に対する価値観だけでも、こんなに変わってきます。面白いですよね。
「派遣か再就職か?」
まよったとき、この記事を活用していただければ幸いです。